映画の学校 第一回

3度目の映画の学校。昼の時間に移って二度目。前回の二倍近くに増えた。と言っても7人だ。一時限目は恒例の映画の歴史からスタート。
リュミエール、エジソンの時代からエイゼンシュタインやD.W.グリフィス、そしてリリアン・ギッシュの映画を、ずいぶんと横道にそれながらも、資料映像とともに紹介する。
学校の授業のようにテストをするわけじゃないので、別に名前なんか覚えてもらう必要もないのだけど、古いサイレントフィルムの映像を観ながら、あの初々しさを感じてもらえればと思う。今でこそあたりまえの技術が、多くの先人たちによって発明された物だと言うことを、多くの人に知ってもらえればOKなのです。
そういえば先日『岸辺のふたり』をみた年配の女性に「意味がわからない」と言われて詳しく話を聞く機会があった。映画は一人の女の子の一生が描かれている短編。主人公である小さな女の子が、シーンが変わるごとに成長していくことで、彼女の人生がコンパクトに描かれている。時間の省略は映画が得意としている表現手法なんだけど、どうやらこのお客様は年齢が変わるたびに(時間が進むたびに)違う人が登場していると思ったらしい。それじゃ映画の意味がわかるわけがない。それくらいわかるでしょと言う人がほとんどだと思うけど、慣れない人にはわからないのである。英語のわからない人に英語で話しかけているようなものなのだ。
そういう技法、他にもクローズ・アップなどの今では単純な手法などでも、発見、発明され続けてきた歴史がある。映画の最初なんか、走ってくる列車の映像を観て逃げ出す人がいたと言うほど、初々しい反応があったのだ。『アバター』の3D映画体験なんかよりももっと大きな衝撃が、そのシンプルな描写から与えられていたのである。そんな話をしながら、サイレント時代の映画を観ることで、映画(動く映像)の楽しさをまずは感じてもらえたなら、今回は成功と言うところ。
次週は映写室見学つきで、映画の仕組みなんかをお話できればと考えています。二回目からの参加もお待ちしております。(真)
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