『接近する映画とアート』 七里 圭 × 山城知佳子 特集上映

特集上映の情報→http://sakura-zaka.com/movie_info/13880

<山城知佳子 作品紹介>

◎プロフィール
山城知佳子(やましろちかこ)

山城知佳子 (撮影:鷹野隆大​)

沖縄県出身。2004年、パフォーマンスを主軸にした映像作品「オキナワTOURIST」「OKINAWA墓庭クラブ」で
初個展。2009年沖縄戦の継承をテーマに体験者の言葉をなぞるパフォーマンスを映像作品にした「あなた
の声は私の喉を通った」以降、フィクション性の高い映像作品へと移行する。「沈む声、紅い息」「コロスの唄」
「肉屋の女」、最新作の「土の人」。漂う声が海に潜り、森にこだまし、地底に響き、時空を超えて他者と出会
う。近年はダンスパフォーマーを招いた映画や舞台など、ジェンルを超えた出会いを求めコラボレーションを
試行する。​​

◎上映作品

「土の人」

上映時間:6/2(土) 19:30 / 6/3(日)17:00 / 6/4(月) 〜8(金)19:00
     6/9(土)12:00 / 6/10(日) 17:00 / 6/11(月)〜15(金)19:00
*6/5(火)19:00と6/9(土)12:00は、三面スクリーンでの上映となります。

2018年オーバーハウゼン短編国際映画祭で、女性作家に贈られる「The Zonta賞」受賞。海外を巡回し各地で大きな反響を呼んでいる話題作の劇場版。軍事基地のある沖縄と満州島を撮影場所に、架空の土地に生きる「土の人」を描く。空から降ってきた糞(種)から言葉を取り戻し、展開される物語は歴史や現状を暗喩しながらも、より俯瞰的な視点で未来を見据えている。

「Aプログラム」

(OKINAWA墓庭クラブ/I Like Okinawa Sweet/日本への旅/墓庭エイサー/アーサ女/あなたの声は私の喉を通った/沈む声、紅い息/コロスの唄/肉屋の女)
上映時間:6/4(月)19:00 / 6/11(月)19:00

「肉屋の女」

沖縄と観光をキーワードに綴られた、《–I Like Okinawa Sweet−》、《–日本への旅−》、《–墓庭エイサー −》の「オキナワTOURIST」3作品。水辺に浮かぶ女性のイメージが太平洋に浮かぶ軍事基地の要の沖縄と重なる「アーサ女」。サイパン玉砕の体験者の語りを自身が語り直し、戦争体験の「継承」を試みる「あなたの声は私の喉を通った」。省みられないまま捨て去られる声が、海中に沈むマイクの束になぞられた「沈む声、紅い息」。木漏れ日の中で地面に横たわり、戯れる人々。その声が唄声として聞こえてくるような「コロスの唄」。米軍基地内の黙認耕作地の闇市で肉屋を営む女性を主人公に、人のあらゆる帰属を超えた存在としての「肉」とその循環を描く「肉屋の女」。山城知佳子のルーツとも言える9作品を一挙上映。

「Bプログラム」

(創造の発端ーアブダクション/子供ー / PACIFIKMELTINGPOT / In Situ Osaka2013)
上映時間:6/7(木) 19:00 / 6/13(水)19:00

PACIFIKMELTINGPOT / In Situ Osaka2013

ダンサーの川口隆夫が、舞踏家の故・大野一雄の伝説的な舞台を「再現」するプロセスに山城が密着取材した「創造の発端 – アブダクション/子供 -」。フランス人振付家のレージーヌ・ショピノのワークショップを追った記録映画「PACIFIKMELTINGPOT / In Situ Osaka2013」。表現者を追った2つの記録映画を上映する。