タル・ベーラ 伝説前夜『アウトサイダー』

公開予定日
2022年02月19日(土)
作品情報
1981年/ハンガリー/128分/カラー/1:1.37/原題:Szabadgyalog/英題:The Outsider
スタッフ
監督:タル・ベーラ
出演
サボー・アンドラーシュ/フォドル・ヨラーン/ドンコー・イムレ/バッラ・イシュトバーン
公式サイト
https://www.bitters.co.jp/tarrbela/

社会に適合できないミュージシャンの姿を描いた監督第2作にして、珍しいカラー作品。
この作品がきっかけで、タル・ベーラは国家当局より目をつけられることになる。本作以降すべての作品で編集を担当するフラニツキー・アーグネシュが初めて参加。酒場での音楽とダンスなど、タル・ベーラ作品のトレードマークと言えるような描写が早くも見てとれる。日本でも80年代にヒットしたニュートン・ファミリーの「サンタ・マリア」が印象的に使われている。

 


タル・ベーラはいかにして、唯一無二の映画作家になったのか      

伝説の『サタンタンゴ』以前の足跡をたどる、

日本初公開3作を4Kデジタル・レストア版で一挙上映

 

『ニーチェの馬』(2011)を最後に56歳という若さで映画監督から引退した後も、伝説的な7時間18分の『サタンタンゴ』(1994)が日本で初公開されるなど、熱狂的な支持者を生み出し続けているタル・ベーラ監督。ジム・ジャームッシュ、アピチャッポン・ウィーラセタクンといった映画監督たちに大きな影響を与えてきたタル・ベーラがいかにして自らのスタイルを築き上げ、唯一無二の映画作家になったのか。その足跡をたどるべく、『サタンタンゴ』以前、伝説前夜の日本初公開3作を4Kデジタル・レストア版で一挙上映する。
ジョン・カサヴェテスやケン・ローチを想起させると評された初期の作品から、“タル・ベーラ スタイル”を確立させた記念碑的作品『ダムネーション/天罰』(1988)まで、根底に共通しているのは、社会で生きる人々の姿を凝視し、それを映像にとらえる眼差しである。人々のリアルな姿を映し出すために繰り返し登場する酒場、そして酒場での音楽、歌とダンス。タル・ベーラのフィルモグラフィに一貫する共通項の萌芽を既にこれらの作品群に見て取ることができる。

上映スケジュール

2/19(土)〜25(金)15:00
12/26(土)〜3/4(金)17:30