クイーン・オブ・ダイヤモンド【ニナ・メンケスの世界】
- 公開予定日
- 2024年08月24日(土)
- 作品情報
- 1991年/アメリカ/75分
- スタッフ
- 監督:ニナ・メンケス
- 出演
- ティンカ・メンケス/エメルダ・ビーチ
- 公式サイト
- https://ninamenkesfilmfes.jp/
知られざるアメリカの女性監督、ついに日本初公開
自らプロデューサーや撮影を務め、過激なまでに独自の美学を貫き通し、ガス・ヴァン・サントをはじめ多くの映画人から愛されるアメリカの孤高の映画監督、ニナ・メンケス。手掛けた作品は数々の国際映画祭に招聘され、シャンタル・アケルマンやケリー・ライカートらを引き合いに称賛されてきたものの、我が国では長い間劇場公開されることはなかった。近年、初期作品がアカデミー・フィルム・アーカイヴとマーティン・スコセッシ設立の映画財団(The Film Foundation)によって修復されるなどさらに評価の気運が高まり、このたびついに代表作3本が初の日本公開決定。
-STORY-
ラスベガスのディーラーの日常を追った代表作
ラスベガスで生きる女性ディーラー、フィルダウス(インドネシア語で“楽園”の意)の倦怠に満ちた日常を描いた傑作。昼間は瀕死の老人を介護し、夜はカジノでカードを配る。時には砂漠に浮かぶ湖に友人と出かけたり、恋人に手を上げる隣人に悪態をついたり、行方不明になった夫の消息を探ろうと施設に足を運ぶものの、放たれる言葉や歌声は誰にも届かず、何も変容しないまま一日が過ぎる。眩暈がするほど煌びやかなネオン、無機質なアパートメント、純白のシーツやウェディングドレス、業火に焼き尽くされる大木。大胆な構図でとらえたショットがことごとく美しく圧倒的で、永遠に続くかのような反復とそこかしこに横たわる暴力に感覚が麻痺していく。
※アカデミー・フィルム・アーカイヴと映画財団によるレストア版。
【ほか上映作品】
上映スケジュール
8/24(土)公開
上映時間調整中
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