劇場が終わるとき

公開予定日
2024年09月21日(土)
作品情報
2024年/日本/90分
スタッフ
監督・撮影・編集:真喜屋力
出演
石川真生/金城政則/牧瀬茜 /ほたる/とんちピクルス/平良竜次/佐久田立々夏/金城裕太/仲田幸子(特別出演)/仲田まさえ
公式サイト
https://gekiowa.com/
【舞台挨拶開催】
9/21(土) 13:00の回上映終了後
ゲスト:真喜屋力監督/石川真生さん
STORY
首里劇場は1950年に建てられ、地域文化の中心として活躍した。やがて映画が斜陽産業となり、首里劇場は成人映画専門館となる。三代目館長の金城政則はそんな老朽化した成人映画館を引き継ぎ、20年近く守り続け、2021年に名画座へと転身するが、その翌年に癌のために急逝。劇場は閉館となった。戦前の劇場様式を引き継ぐ首里劇場は、まるでゴシック建築の幽霊屋敷のような風格を帯びながら、解体の日を静かに待っていた。
写真家の石川真生は、閉ざされた劇場に足を踏み入れる。石川は人を撮る写真家だが、今回は人のいない劇場が被写体。老いと病を抱えながらも、精力的に建物に染みついた、人々の記憶や気配をフィルムに焼き付けようと試行錯誤を繰り返す
石川真生の物語と並行し、館長の甥からは、家族で経営する劇場の思い出が語られていく。華やかなころの首里劇場ではなく、成人映画館を営む、とある家族の記憶。
首里劇場には、他にも様々な人々が訪れる。幼少より首里劇場を知る平良竜次、成人映画の女優・監督を務める、ほたる。かつて福岡の成人映画館で映写技師を務めた、歌手とんちピクルスの松浦浩司。それぞれの人生の中にある《劇場》が、消えゆく劇場の中で語られる。
石川真生は、踊り子の牧瀬茜をモデルとして招く。ストリッパーとして、日本各地の劇場を渡り歩き、その栄枯盛衰を見てきた牧瀬のパフォーマンスは、解体を前にした首里劇場のステージに最後の華やかな煌めきを与える。
廃虚のような首里劇場を舞台に、生きることの切なさ、たくましさが、人間くさいユーモアとともに語られるなか、解体の日が近づいてくる。

上映スケジュール

【舞台挨拶開催】
9/21(土) 13:00の回上映終了後
ゲスト:真喜屋力監督

9/21(土)公開
上映時間調整中