チネチッタで会いましょう

作品情報
2023年/イタリア・フランス/96分
スタッフ
監督:ナンニ・モレッティ
出演
ナンニ・モレッティ/マルゲリータ・ブイ/シルヴィオ・オルランド/バルボラ・ボブローヴァ
公式サイト
https://child-film.com/cinecitta/

Introduction

イタリア人は知っている、毎日を幸せにするちょっとしたコツ

『息子の部屋』『ローマ法王の休日』『3つの鍵』ナンニ・モレッティ監督最新作

ナンニ・モレッティ監督の最新作は、時代の変化についていけずに痛い目にあった映画監督が失意の後に大切なことに気づくヒューマンドラマ。フェリーニやキシェロフスキ、スコセッシなど映画へのオマージュ交えならところどころに自身の過去作品を引用して、変化の激しい世界に適応することの難しさをユーモラスに描きながらも、より良い未来を夢見ることを忘れないという温かなメッセージが込められている。作家性と娯楽性とを見事に両立し、独特のユーモアとやさしい眼差しが相互に観客をつかむ、モレッティ作品の魅力が満喫できる作品に仕上がっている。先日発表されたダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では、作品賞、監督賞、脚本賞を含む主要7部門でノミネートされている。

 

Story

イタリアの映画監督ジャンニは、チネチッタ撮影所での新作撮影を目前に控えている。プロデューサーの妻が40年、いつも傍にいて映画を制作してきた。頭の中は新しい映画のアイディアでいっぱいだ。だが、順調だと思っていたのはジャンニだけだった!女優はカサヴェテスを持ち出し演出に口出し、あろうことか政治映画をラブストーリーだと言い出す始末。若い俳優のトンチンカンな発言にはあきれ言葉を失う。娘が紹介してくれたボーイフレンドは自分ほどの年齢の男性だという。あらゆることに腹がたち戸惑うばかりだ。誰にも理解されず、一人帰宅し目覚めると妻に別れを告げられてしまう。さらに仏のプロデューサーは詐欺師とわかり、資金が枯渇し撮影は止まってしまう。地位も築き尊敬されていたはずなのに。妻も娘も愛しているのに。果たして映画は完成するのか?そして、愛するものたちとの関係を修復することはできるのか?


上映スケジュール

1/18(土)〜1/22(水)
18:00(〜19:43)

1/23(木)
23:50(〜25:33)

1/24(金)
休映

1/25(土)〜1/31(金)
22:00(〜23:43)

1/31(金)上映終了