ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ -BB生誕90年祭-

公開予定日
2024年12月21日(土)
作品情報
フランス
出演
ブリジット・バルドー
公式サイト
https://bb90th.com/

Introduction

タブーを打ち破るポジティブな官能性、富や名声に執着しない女優人生。

60’sフランスのファッションアイコンであり、女性解放の象徴。

ブリジット・バルドー、生誕90年のアニバーサリー・レトロスペクティブ。

無造作なブロンドヘア、スモーキーなアイメイク、大きな口とめくれ上がった厚い唇、バレエレッスンで鍛え上げられた身体。彼女の名前はブリジット・バルドー。愛称はBB(ベベ)。60年代を代表するファッションアイコンであり、タブーを打ち破るポジティブな官能性で、フランス女優として初の世界的大スターとなった。

バルドーは堂々と旧習を乗り越える、掟破りの存在だった。スクリーンの中でもプライベートでも、欲望に素直に従い、それを悪びれない。バルドー自身はフェミニストではないが、女性解放の象徴といえる人物だ。社会による性的抑圧を軽やかに跳ねのける、自由奔放な女性像を体現していた。だからこそ彼女の崇拝者の中には、フェミニズムの草分けとされる『第二の性』を著した作家・哲学者のシモーヌ・ド・ボーヴォワールや、18歳のときに『悲しみよ こんにちは』でセンセーショナルなデビューを果たした作家フランソワーズ・サガンらがいた。とりわけボーヴォワールはバルドーのことを「女性史を推し進める機関車」と呼び、戦後フランスで最初の、そして最も解放された女性として紹介した。

このたびの特集上映ではバルドーが今年9月に90歳を迎えることを記念して、バルドーの47本に上る出演作のなかから、貴重な50年代の初期作品から70年代までの主演作10本と、日本初上映となるドキュメンタリーの合計11本のラインナップで、その足跡をたどる。

 

上映作品

『恋するオペラ』 1955年/マルク・アレグレ監督 ※劇場初公開

『この神聖なお転婆娘』 1956年/ミシェル・ボワロン監督

『裸で御免なさい』 1956年/マルク・アレグレ監督

『花嫁はあまりにも美しい』1956年/ピエール・ガスパール=ユイ監督 ※劇場初公開

『殿方ご免遊ばせ 4Kレストア版』 1957年/ミシェル・ボワロン監督

『可愛い悪魔』1958年/クロード・オータン=ララ監督

『気分を出してもう一度』 1959年/ミシェル・ボワロン監督

『私生活 4Kレストア版』1962年/ルイ・マル監督

『ビバ!マリア』 1965年/ルイ・マル監督

『ラムの大通り』 1971年/ロベール・アンリコ監督

『ブリジット・バルドー 誤解』2013年/ダヴィド・テブール監督 ※劇場初公開


上映スケジュール

12/21(土)公開
上映時間調整中