デビルクイーン
- 作品情報
- 1973年/ブラジル/100分
- スタッフ
- 監督・脚本:アントニオ・カルロス・ダ・フォントウラ
- 出演
- ミルトン・ゴンサルヴェス/オデッチ・ララ/ステパン・ネルセシアン
- 公式サイト
- https://alfazbetmovie.com/devilqueen/
Introduction
リオデジャネイロの裏社会は、 ピンクのバスローブを着た【悪魔/⼥王】が⽜⽿っている。
1973年ブラジル、軍事独裁政権下に誕生した 異端にして伝説のクィア・ギャング映画が50年の時を経て日本“初”公開
ギャング、同性愛者、ドラァグクイーン、娼婦など、軍事独裁政権下のブラ ジルで最も疎外された⼈々を、強烈なサウンドと極彩⾊の美術、暴⼒とクィアネスを融合して描いた本作は、1974年にカンヌ国際映画祭出品されると瞬く間に観客を魅了、ブラジルを代表する新聞OGLOBOによると「ラテンアメリカ のファスビンダー」と評され、カルト的⼈気を博した。
ある時は恐怖で組織を⽀配するギャングのボスとして、またある時はスウィートな⼥王として狂気とチャーミ ングさを⾒事に同居させたデビルクイーンを怪演したのはブラジルの伝説的俳優ミルトン・ゴンサルヴェス。シ ネマ・ノーヴォとボサノヴァのミューズのひとりであるオデッチ・ララがキャバレーシンガーとして出演してい る。監督のアントニオ・カルロス・ダ・フォントウラは『Copacabana Me Engana』(68)で劇映画デビュー、 ブラジルのサイケロックバンド・ムタンチスやシンガーのガル・コスタなどトロピカリア・ムーヴメントを代表 するアーティストたちのドキュメンタリーなども⼿がけている。ブラジル映画史の中で最も抑圧的だった時代の検閲をくぐり抜け、世界中の映画祭で観客を熱狂の渦に巻き込むも、⽇本では知られざる存在だった異端にして伝説のクィア・ギャング映画が50年の時を経てついに本邦初公開となる。
Story
デビルクイーンと呼ばれるその⼈は、ヴィヴィッドな⾊のアイシャドウを塗ったまぶたから鋭く光る視線でリオデジャネイロの裏社会を⽀配している。部下のギャングたちに恐怖を、⾃分の王国の “ドールズ” にキャンディをバラまき、愛⽤のジャックナイフで脚をシェーブし、裏切り者を切り裂く。ある⽇、ハンサムなお気に⼊りが警察に追われていることを知ると、スケープゴートとしてキャバレーシンガー・イザのヒモ、世間知らずのべレコを巻き込むが、事態は思わぬ⽅向に動きはじめ……。
上映スケジュール
14:10(~15:57)
20:30(~22:17)
12/25(水)
14:40(~16:27)
12/26(木)~12/27(金)
14:00(~15:47)
20:20(~22:07)
12/28(土)
20:00(~21:47)
12/29(日)~12/30(月)
18:30(~20:17)
12/31(火)
休映
1/1(水)
21:00(~22:47)
1/2(木)~1/3(金)
18:30(~20:17)
1/4(土)以降も続映予定、上映時間調整中