奇麗な、悪

公開予定日
2025年03月22日(土)
スタッフ
脚本・監督:奥山和由
出演
瀧内公美
公式サイト
https://kireina-aku.com/

Introduction

形容し難い危ない
麻薬的魅力を放つ「映画」だ。

芥川賞作家・中村文則による原作、今や注目度No.1の俳優・瀧内公美の卓越した演技力、そのふたりの才能の参加を得て映画界に半世紀近く携わる奥山和由が常識を覆す演出方法で仕上げた。

この映画、観客は観終わってもしばらくの間、美しい映像や劇中のサブリミナル音に支配される。そして耳に残る印象的なピエロの口笛。きっと多くの人は映画から解放された後、いつの間にかそのメロディーを口ずさんでしまうだろう。女の語る半生は人の道を踏み外した悲惨な話でありながら、どこか心地良さすら感じてしまうのだ。そして、気がつくと自分に何が起こっても大したことではない、いずれ少しは幸せになれるはずという気がしてしまう。それは理屈抜きの映画的マジックだろうか。

Story

ひとりの女が街の人混みのなかを歩く、まるで糸の切れた風船のように。
生きることすら危うさを感じるその女は一件の館にたどり着く。
女は思い出す、以前に何回か訪ね診てもらった精神科医院だ。人の気配はないがドアは開く。
静けさが待ち受けている。医師は今でもどこかにいるのか?
女は部屋の空洞に吸い込まれるように中に入っていく。そして以前と同じ様に患者が座る
リクライニングチェアに身を横たえる。
目の前にあるピエロの人形に見つめられているようだ。
「火の、、、火の話から始めることにします」
幼少の頃、カーテンに放った火て起こった事件から話し始める。
そして、、、「今日は、全部話す」と。


上映スケジュール

3/22(土)
上映時間調整中