バッドランズ

公開予定日
2025年04月26日(土)
作品情報
1973年/アメリカ/93分
スタッフ
監督:テレンス・マリック
出演
マーティン・シーン/シシー・スペイセク/ウォーレン・オーツ
公式サイト
https://badlands2025.com/

Introduction

少女の目を通して描かれる、美しくも残酷な恋の記憶
アメリカ映画史上の最重要作、遂に劇場初公開

1950年代末アメリカ、ネブラスカ州とワイオミング州で約2ヶ月間に11人もが殺害された連続殺人事件。罪を重ねながら逃避行を続けた犯人のチャールズ・スタークウェザーとその恋人キャリル・アン・フューゲートはまだ十代だった―。全米を騒然とさせたこの事件を基に、クレジットなしで参加した『ダーティハリー』(71)ほか数本の脚本を手掛けたのみだった当時無名のテレンス・マリックが脚本・製作・監督を兼任した『バッドランズ』(73)は、後の『天国の日々』(78)と『シン・レッド・ライン』(98)によって巨匠の地位を確立し、『ツリー・オブ・ライフ』(11)でカンヌ映画祭パルム・ドールを受賞したマリックの監督デビュー作であり、現在では米国国立フィルム登録簿へ保存されるなどアメリカ映画史上の最重要作の一本と見なされる作品。70年代当時、日本では劇場公開が見送られ、1980年5月、TVの深夜映画枠で『地獄の逃避行』の邦題で初放映され、スクリーンに映し出されることはなかった。アメリカ公開からすでに半世紀以上を経たいま、もっとも劇場公開が待たれていた傑作が遂に日本初公開となる。

 

Story

明日なき若者と少女の逃避行を、鮮烈かつ詩情豊かに描いたロードムービー

1959年、サウスダコタ州の小さな町。15才のホリー(シシー・スペイセク)は、学校ではあまり目立たないが、バトントワリングが得意な女の子。ある日、ゴミ収集作業員の青年キット(マーティン・シーン)と出会い、恋に落ちるが、交際を許さないホリーの父(ウォーレン・オーツ)をキットが射殺した日から、ふたりの逃避行が始まった。ある時はツリーハウスで気ままに暮らし、またある時は大邸宅に押し入り、魔法の杖のように銃を振るっては次々と人を殺していくキットの姿を、ホリーはただ見つめていた―。


上映スケジュール

4/26(土)公開
上映時間調整中