#2『少年たちは戦場へ送られた』【戦後80年 内田也哉子 ドキュメンタリーの旅「戦争と対話」】
- 公開予定日
- 2025年12月22日(月)
- 作品情報
- 2025年/日本/73分
- スタッフ
- ディレクター:中村育子
- 出演
- 内田也哉子/YOU
- 公式サイト
- https://sbc21.co.jp/tv/documentarynotabi/story02.php
introduction
信越放送が2010年に制作したドキュメンタリー
『民教協スペシャル 少年たちは戦場へ送られた』を全編放送。
旅人、内田也哉子は、長野県中野市にある作詞家・高野辰之記念館を訪ねる。
記念館の周りは満開の菜の花。悠々と千曲川が流れ、夕陽に照る山々。辰之の歌「ふるさと」の情景だ。しかし、この平和なふるさとから、満州へ送られた10代半ばの少年たちがいた。
対話のお相手にタレントのYOUを迎え、ドキュメンタリーのこと、子どもや親の目線で見た戦争、ふるさとと「戦争と平和」について語り合う。
story
戦争中、満蒙開拓青少年義勇軍として満州国へ送り出された10代半ばの少年たち。「満洲へ行けば地主になれる」、貧しい農家の子どもたちは、希望を抱いて海を渡った。教師だった頓所好文が率いた200人の中隊は、長野県北部を中心に集められた。終戦の一年前、1944年6月に渡満。日々、少年たちは開拓と訓練に勤しむ。しかし、45年8月9日、ソ連軍が満州に侵攻。日本軍にも見棄てられ、深い山中に入り決死の逃避行が始まった。食料もなく、多くの仲間が命を落としていく。そして、祖国をめざす少年たちを待ち受けていたのは、さらに苛酷な収容所生活。生きて帰国できたのは、半数に満たない82名だった。歴史教科書にもほとんど記されず、忘れ去られる戦争の歴史を、当事者や現地の中国人の証言、記録映像や資料などから紐解く。戦禍を生き抜いた少年たちが語る戦場の記録から、「戦争とは何か」「平和とは何か」を問いかける。
上映スケジュール
12/22(土)限定上映、上映時間調整中