#5『78 年目の和解』【戦後80年 内田也哉子 ドキュメンタリーの旅「戦争と対話」】
- 公開予定日
- 2025年12月22日(月)
- 作品情報
- 2025年/日本/88分
- スタッフ
- ディレクター:中村育子
- 出演
- 内田也哉子/岸本聡子
- 公式サイト
- https://sbc21.co.jp/tv/documentarynotabi/story05.php
introduction
信越放送が2024年に制作したドキュメンタリー
『SBCスペシャル 78年目の和解~サンダカン死の行進・遺族の軌跡~』を全編放送。
旅人、内田也哉子は、靖国神社を訪ねる。
戦後70年、樹木希林の取材以来、10年ぶりに撮影が許された。広い境内は平穏そのもの。国民を戦争へ駆り立てた歴史、国のために殉じた者を悼む神社、国と戦争と私たち。「批判と賛美」、「加害と被害」、その真ん中を思想として語れないだろうか…。
対話のお相手に杉並区長の岸本聡子を迎え、国からみた戦争と民衆がみた戦争、国を越えた理解・和解、「国」と「私」について語り合う。
story
1945年、現在のマレーシア・ボルネオ島で「サンダカン死の行進」と呼ばれる悲劇が起きた。日本軍の無謀な移動命令によって、英豪軍の捕虜2400人余が死亡。生き残ったのは、途中で脱走した6人だけだった。また、日本兵も半数近くが命を落とし、民間人や地元住民も混乱の中で犠牲になった。オーストラリア人の元捕虜の息子、ディック・ブレイスウェイトさんは、なぜこのような悲劇が起きたのか、詳細な調査を重ねてきた。2016年、ディックさんは亡くなる直前に1冊の本にして出版した。その「あとがき」で願っていたのは「和解」だった。悲劇から78年、ディックさんの親族や戦犯として処刑された日本軍司令官の遺族、スパイ容疑で処刑された地元住民の孫など、関係者20人余が戦跡をめぐり、それぞれが背負った歴史について耳を傾けた。加害と被害を越えて真実と向き合った遺族の葛藤と軌跡を追った。
上映スケジュール
12/22(土)限定上映、上映時間調整中