ポンヌフの恋人【カラックス4K】

公開予定日
2026年04月04日(土)
作品情報
1991年/フランス/125分
スタッフ
監督:レオス・カラックス
出演
ジュリエット・ビノシュ/ドニ・ラヴァン
公式サイト
https://carax4k.com/

introduction

4Kリマスターの鮮烈な美しさ!レオス・カラックス 最大のヒット作
「この映画には激しさや美しさ、想像力があふれている!」(スピルバーグ)

レオス・カラックス最大のヒット作『ポンヌフの恋人』は、度重なる撮影中断に見舞われ、完成までに3年の時と膨大な製作費を要し、その不運にまつわるいくつものエピソードによって完成前からすでに伝説と化していた。誰もが完成を疑い「呪われた映画」とまで呼ばれたが、1991年10月に全仏公開されると「フランス映画史に新たな傑作誕生!」と大きな反響を呼びパリだけで26万人という大ヒットを記録。

日本ではシネマライズ渋谷の単館ロードショーで27週ロングランの異例のヒットとなった。ネット時代以前の各種の紙メディアに膨大な記事が掲載され多分野の著名人がコメント。新聞紙上にも「疾走感あふれるめくるめく詩的イメージの乱舞」といった文字が踊り、スピルバーグの賛辞も伝わってきた。作品の持つ熱量が熱狂的なファンを生み、『ポンヌフの恋人』でカラックスの人気は決定的なものとなった。

ほとばしる映像と音のスペクタクル!パリのポンヌフ橋で疾走する、孤独なふたりの究極の愛

『ポンヌフの恋人』は単なるラブストーリーではない。ホームレスの孤独と恋を1カット1カット衝撃的なまでの映像と音で叩きつける強烈なインパクトの作品だ。絵画に喩えるなら、美しい風景画ではなくエゴン・シーレの歪んだ人物像やジャクソン・ポロックの抽象絵画のような非凡なスタイルで描かれた「激情」の物語なのだ。

天涯孤独で不眠症の大道芸人アレックス(ドニ・ラヴァン)と失恋の痛手と眼の奇病による失明の危機で家出した画学生ミシェル(ジュリエット・ビノシュ)。ホームレスとなった二人は、パリの最も古い橋ポンヌフで出会う。愛を告白できないアレックス、過去の初恋に生きるミシェル。カラックスが見つめる二人の感情の軌跡は、失意と闇からはじまり、息もつかせぬスピードで希望と生命へと疾走し、回転していく…!

ゾルタン・コダーイの地の底から響くようなチェロ・ソナタにはじまり、デヴィッド・ボウイ、イギー・ポップ、パブリック・エネミー、そしてリタ・ミツコのエンディングソングに至る絢爛たる音楽の響き。打ち上げ花火、セーヌを疾走する水上スキー、火吹き芸人の炎、めらめら燃え上がるポスター、雪の降りしきるクリスマス…。革命200年記念を祝うパリの街の表情を生き生きと捉えながら、贅沢な光と音のスペクタクルが観客の目と耳を圧倒する。

主演はカラックスの前2作『ボーイ・ミーツ・ガール』『汚れた血』に続き、独特な風貌のカラックスの分身ドニ・ラヴァン。そして『汚れた血』のあと一躍国際派スターとなっていくジュリエット・ビノシュ。3年以上をこの作品に捧げ、すべての絵を描き水上スキーまでやった彼女はカラックスのミューズであり当時パートナーでもあった。

今回の4Kレストア版はカラックスの協力のもとオリジナル35mmネガからデジタルレストアし、撮影監督キャロリーヌ・シャンプティエが修復とタイミングを監修、トマ・ゴデールが音響を担当した。

 


上映スケジュール

4/4(土)公開、上映時間調整中