ボストン市庁舎【フレデリック・ワイズマン監督 追悼上映】

公開予定日
2026年05月30日(土)
作品情報
2020年/アメリカ/274分
スタッフ
監督:フレデリック・ワイズマン

introduction

ようこそ、市民のための市役所へ。

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』で知られるドキュメンタリー界の“生ける伝説”フレデリック・ワイズマンが選んだ新作の舞台は、ワイズマン生誕の地でもあるマサチューセッツ州のボストン市庁舎。カメラは飄々と市庁舎の中へ入り込み、市役所の人々とともに街のあちこちへ動き出す。そこに映し出されるのは、警察、消防、保健衛生、高齢者支援、出生、結婚、死亡記録など、数百種類ものサービスを提供する市役所の仕事の舞台裏。ワイズマンが軽やかに切り取るこれらの諸問題は、長年にわたり彼が多くの作品で取り上げてきた様々なテーマに通じ、まさにワイズマンの「集大成」ともいえる仕上がりだ。2020年「カイエ・デュ・シネマ」誌ベスト1に選出。

story

コロナ禍で問われる「市民のための市役所」とは?

多様な人種・文化が共存する大都市ボストンを率いるのは、アイルランド移民のルーツを持つ労働者階級出身のマーティン・ウォルシュ市長(2021年3月23日よりアメリカ合衆国労働長官に就任)。2018~19年当時のアメリカを覆う分断化の中、「ここではアメリカ合衆国の問題を解決できません。しかし、一つの都市が変われば、その衝撃が国を変えてゆくのです。」と語る市長と市職員たちの挑戦を通して「市民のための市役所」の可能性が見えてくる。それはコロナ禍で激変する日本社会に暮らす私たちにもますます切実な問題だ。私たちが知る<お役所仕事>という言葉からは想像もできない、一つ一つが驚きとユーモアと問題提起に満ちた場面の数々。ボストン市庁舎を通して「人々がともに幸せに暮らしていくために、なぜ行政が必要なのか」を紐解きながら、いつの間にかアメリカ民主主義の根幹が見えてくるドキュメンタリーが誕生した。

 

 

フレデリック・ワイズマン監督 緊急追悼上映

2026年2月16日に逝去された
「ドキュメンタリーの巨匠」ワイズマンの偉大な仕事に感謝を込めて。

現存する最も偉大なドキュメンタリー監督、と言われていたフレデリック・ワイズマン監督が、2026年2月16日、米国マサチューセッツ州の自宅で逝去されました。この度、ワイズマン監督を偲び、その偉大な仕事に感謝を込めて、これまで公開した数々の傑作の緊急上映が決定しました。

上映作品

『至福のレストラン/三つ星トロワグロ』(2023)
『ボストン市庁舎』(2020)
『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』(2017)
『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』(2014)
『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』(2011)

上映スケジュール

5/30(土)〜6/12(金)
2週間限定上映

上映時間調整中