おかしなおかしな大冒険

作品情報
1973年/フランス・イタリア/93分
スタッフ
監督: フィリップ・ド・ブロカ
出演
出演:ジャン=ポール・ベルモンド/ジャクリーン・ビセット/ヴィットリオ・カプリオーリ/モニク・ターベ
公式サイト
https://belmondoisback.com/

アカプルコより愛をこめて

ベルモンド×ド・ブロカ式冒険活劇の最高峰!!

解説

『大盗賊』(61)、『リオの男』(64)、『カトマンズの男』(65)の名コンビ、フィリップ・ド・ブロカ監督と4度目のタッグを組み、メキシコのアカプルコを舞台に繰り広げる妄想スパイ・コメディ。ベルモンドが、パリのアパートの一室で新作を執筆中の人気冒険小説家と、アカプルコで大暴れする彼の白昼夢に登場する小説の主人公であるジェームズ・ボンドばりの敏腕スパイの二役を演じる。原題の“Le Magnifique”は「壮大な」「偉大な」「素晴らしい」ものという意味。マクロン大統領がベルモンドの葬儀の席上、弔辞でベルモンドを「永遠のLe Magnifique」と称したように、本作はベルモンドのイメージを決定づけた代表作となっている。74年の日本初公開以来、VHS化もされたことがない幻の傑作で、4Kリマスター&完全新訳による51年ぶりの劇場公開となる。
ヒロインは『映画に愛をこめて アメリカの夜』(73)、『ザ・ディープ』(77)のジャクリーン・ビセット。他に脚本にも参加している『太陽の暗殺者』(67)、『麗しのカトリーヌ』(77)のヴィットリオ・カプリオーリ、『カトマンズの男』、『大頭脳』(69)のマリオ・ダヴッド、『汚れた血』(86)のハンス・メイヤー、『女王陛下のダイナマイト』(66)のジャン・ルフェーブルなど。ド・ブロカ監督も配管工役でカメオ出演している。音楽は『ボルサリーノ』(70)、『ル・ジタン』(75)の「クロード・ボラン。撮影は『ぐうたらバンザイ!』(69)、『マックスとリリー』(71)のルネ・マテラン。

 

物語

冒険小説家フランソワ・メルランは、秘密諜報員ボブ・セント・クレアを主人公に、メキシコのアカプルコを舞台にした人気シリーズの最新作を執筆中だった。自分が主人公になり、大活躍する姿を妄想しながら執筆するのが彼のスタイルだった。今回のヒロインは同じアパートに住む社会心理学専攻の美人女子大生クリスティーヌ、たまにエレベーターで一緒になるだけだったが、フランソワは彼女に夢中で自作の中にセクシーな女スパイ、タチアナとして登場させていた。だが、タイプライターが壊れ、家の配管や給湯もいかれてなかなか筆が進まない。出版社の嫌味な編集長からの原稿の催促も彼を悩ませる。ところが、ひょんなことからフランソワはクリスティーヌに自分の小説を読んでもらう機会ができ、クリスティーヌがそれを気に入ったことから二人の仲は一気に親密になってフランソワの筆も一気に進むが、その一方、編集長がクリスティーヌを狙っていることを知り、フランソワは気が気でない。フランソワの妄想はエスカレートし、小説の内容はどんどん暴走していく…。

 

【上映作品】

ライオンと呼ばれた男

レ・ミゼラブル


上映スケジュール

9/16(月)
14:30(〜16:10)

9/17(火)
休映

9/18(水)
12:25(〜14:05)

9/19(木)
休映

【上映最終日】
9/20(金)
12:25(〜14:05)