森田芳光 70祭 2025 in 沖縄 1月26日(日) 開催
映画『悲しい色やねん』スペシャルトークライブ付上映
【トークゲスト】
ライムスター宇多丸さん、三沢和子さん(映画プロデューサー、森田芳光監督夫人)
1981年、実家を抵当に入れた借金で『の・ようなもの』を自主製作し、映画監督としてデビューした森田芳光監督。以降、『シブがき隊 ボーイズ & ガールズ』(1982年)、松田優作主演『家族ゲーム』(1983年)、沢田研二主演『ときめきに死す』(1984年)、薬師丸ひろ子主演『メイン・テーマ』(1984年)などなど、話題作を数多く発表し、プロの映画監督として確実に実績を積み上げていきました。1985年『それから』1987年『家族ゲーム』では、黒澤明、市川崑、大島渚といった大御所監督の新作を抑えて多数の映画賞を受賞。日本映画界に、自主映画を武器に華々しく登場し、新風を巻き起こした天才が森田芳光監督です。
さて、そんな森田芳光監督の「の・ようなもの」を13歳の頃に観て以来、約40年森田ビッグファンを公言なさっているライムスター宇多丸さんが監督夫人・三沢和子さんと共に森田監督生誕70年を記念して開催し、継続してこられた『森田芳光70祭』を、今年、桜坂劇場でも開催できる運びとなりました。
上映作品は1988年(昭和62年)12月に公開された映画『悲しい色やねん』。
ゴリゴリ関西弁の昭和臭プンプンなヤクザや彼らを愛する女性たちを、中村トオル・高嶋政宏、藤谷美和子、石田ゆり子といった当時最もトレンディーだった俳優たちが演じた意欲作且つ、衝撃作。公開から1ヶ月も立たず、日本は昭和から平成へ。時代の波が揺れ動いていた時期に発表された作品です。
主題歌はもちろん、上田正樹の『悲しい色やね』。上田さんは、作品にご出演もなさっています。
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1月26日(日)
会場:桜坂劇場ホールA
開場12:30 開演13:00
映画『悲しい色やねん』上映終了後トークイベントスタート
チケット:2000円(前売・当日共通)
桜坂劇場窓口にて販売中
電話予約可(098-860-9555)
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また、今回桜坂劇場では、森田芳光70祭 開催を記念して、
森田芳光監督の日活ロマンポルノデビュー作
の期間、上映いたします。
森田芳光監督プロフィール
1950年、東京都出身。大学在学中から8ミリ映画を監督しはじめ78年、8ミリ映画『ライブイン茅ヶ崎』がPFFに入選。81年、『の・ようなもの』で劇場公開映画デビュー。以後『家族ゲーム』(83年)『それから』(85年)『キッチン』(89年)『(ハル)』(96年)『阿修羅のごとく』(03年)『海猫』(04年)『間宮兄弟』(06年)などを監督。『僕達急行A列車で行こう』(12年)を遺作に11年、死去。享年61。