莫西子詩(モーシー)&程璧(チェン・ビー)


明日8/13(土)、莫西子詩(モーシー)&程璧(チェン・ビー)JAPAN TOUR 2016を、桜坂劇場で行います。ゲストは、新作「海鳴りの島」をリリースした知花竜海さんです。
◎ライブ・インフォメーション
http://www.sakura-zaka.com/lineup_l.html#a160813
2年ちょっとですが、「Music from Okinawa」として、沖縄の音楽を海外向けに発信しています。発信することは非常に大切なことですが、一方通行では成立しない部分も非常に大きいです。発信と同じかそれ以上に、海外のアーティストを受け入れていくことの大切さも認識しています。
そんな想いもあり、昨年から今年にかけて、何組かの海外のアーティストを招き、受け入れてきました。
HANGGAI(中国)、BKO Quintet(マリ)、CUATRO MINIMAL(メキシコ・韓国・日本)、Kate Havnevik & Guy sigsworth(ノルウェー&UK)、Tulegur(中国)、Sin Fronteras(アルゼンチン&フランス)。
新たな音楽との出会いは、とても刺激的です。世界の国々のルーツに根ざした音楽が、コンテンポラリーな音楽との出会いで発する、ある種の爆発的な想像力。異なるルーツ同士の出会いで起こる不思議な化学変化。そんな音楽的な場面をいくつも目にしてきました。
今年4月、北京で見た「Strawberry Festival」に見知ったアーティストはほとんどいませんでした。それにもかかわらず連日押し寄せる約10万人のオーディエンス。まるで別世界の出来事のように映りました。
“ブリティッシュ・インベンション”は、ザ・ビートルズやザ・ローリングストーンズなど、イギリスのバンドが大西洋を渡ってアメリカに押し寄せて巻き起こした一大旋風のことです。あれから半世紀を経た今、“チャイニーズ・インベンション”とも呼ぶべき新たな音楽の波の予感に触れた気がしました。

莫西子詩
明日、莫西子詩(モーシー)&程璧(チェン・ビー)のパフォーマンスは、それを、より現実的な形で示してくれるはずです。“インベンション”とは言っても、そこに生まれるのは、侵略などではなく、新たな音楽の想像力。大いに期待していいと思います。
沖縄のバンドが海外のフェスに出ることは素晴らしいし、とても嬉しい。海外のバンドが沖縄を目指してやってきてくれることも、それと同じくらいの喜びです。
今日、莫西子詩と一緒に沖縄そばを食べながら、そんな風に感じました。


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