3/12(水)サクラザカ・アート&カルチャー・カフェ内容変更のご案内


 3月12日(水)に開講する『“日本のロック”という秘境〜はっぴいえんどから宮藤官九郎まで』について。
 昨年12月30日の大瀧詠一さんのご逝去を受け、講師の篠原章さんの意向で、以下のような内容に変更させていただきます。あらかじめご了承下さい。
タイトル/追悼:大瀧詠一の何が偉大だったのか
 12月30日、大瀧詠一さんが急逝されました。メディア等でも紹介されましたが、大瀧さんは「日本のロック」を語る際にもっとも重要なバンドとされる「はっぴいえんど」の一員としてこの世界に入り、その後NIAGARAレーベルを起ち上げて、山下達郎、大貫妙子、伊藤銀次、シャネルズなどのアーティストを育てる一方、ご自身も『NIAGARA MOON』『LONG VACATION』『EACH TIME』などロングセラーの傑作を残しています。作曲家としても、吉田美奈子、松田聖子、薬師丸ひろ子、小泉今日子、小林旭、森進一などの大ヒット曲を送りだしてきました。
 ミュージシャンとしての活動のみならず、「大瀧詠一のゴー!ゴー!ナイアガラ」といったラジオ番組も制作、50年代~60年代の英米日のポップスを体系的に取り上げ、日本におけるポップス番組、ポップス研究、ポップカルチャー研究の分野でも新境地を切り拓きました。大瀧さんがいなければ、フィル・スペクター、ニューオリンズR&B、クレージーキャッツ、トニー谷などに注目が集まることもなかったでしょう。
 また、「ロンバケ」などに象徴される松本隆(作詞)=大瀧詠一(作曲)というゴールデンコンビによるオリジナル曲で示されたナイアガラ・サウンドは、後のポップスのアプローチに並々ならぬ影響を与えました。
 今回の講座では、大瀧さんのご逝去を受けて急遽内容を変更し、学生時代から篠原の師匠でもあった大瀧詠一さんの功績についてお話ししたいと思います。
大瀧詠一さんと篠原章さんとの関係について
 中学生時代(14歳)にはっぴいえんどの音楽に出会ったのが大瀧さんとの出会いです。その後、19歳の時、大瀧さんがDJをつとめるラジオ番組「大滝詠一のゴー!ゴー!ナイアガラ」の常連投稿者として「認定」され(「ナイアガラ浪人サークル会長」としての認定)、以来、コンサートやDJパーティ(公開DJイベント)などでお話しする機会をいただき、大瀧さんの福生のご自宅にも通うようになりました。大滝さんがいなければ、音楽評論家になることもなかったと思います。
 ちなみに、サエキけんぞうさん、泉麻人さん、湯浅学さん、佐野史郎さんなども同じようなカタチで大瀧さんに私淑した「大瀧門下」です。また、ナイアガラのデータ本として伝説化している『オール・アバウト・ナイアガラ』の改訂版は篠原企画でした。

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日程:2014年3月12日(水)20:00スタート
会場:桜坂劇場1F「さんご座キッチン」
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料金:1コマ1500円(1ソフトドリンク付)※桜坂市民大学の入会金等は不要です。
◎桜坂劇場窓口にて、チケット販売/予約受付。
当日満席の際は、入場いただけないこともあります。
問・予約=桜坂劇場098-860-9555
※駐車券のサービスはございません。


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