『殯の森』カンヌでグランプリ。そして北野短編

カンヌ映画祭で河瀬直美監督の『殯の森』がパルムドールにつぐグランプリを受賞したそうです。いわゆる審査員特別賞。桜坂劇場での上映予定はいまのところありませんが、1ヶ月前くらいに、スタッフの方が直接劇場まで売り込みに来ていて、現在検討中です。できれば監督もお呼びしてお話を聞きつつ上映もおこないたいと思います。まだ決定じゃないですけど。まずはおめでとうございますですね。
カンヌの話題といえば、6/2からスタートする北野武監督の『監督・ばんざい!』は、今年のカンヌで上映された、というよりカンヌが制作を依頼した北野武監督の短編映画『素晴らしき休日』(写真)も、桜坂劇場での上映が決定しています。これは今年カンヌ映画祭が世界の35人の映画監督をセレクトして制作を依頼した作品で、日本代表は北野武監督だけ。並み居る世界の巨匠たちと同じテーマで張り合ったのですが、うわさによれば全35作品の中でベスト5に入るできの良さだったということです。楽しみにしていてください。

(ディレクター:真喜屋)

コメント

  1. 風の便り(マスコミ)によると、『モガリ(漢字検索が…)の森』の
    『モガリ』とは死生観に通ずる言葉らしい…で、死生観と言えば、
    マブイ(魂)戻しのシーンが印象深かった『ホテルハイビスカス』
    ってことで、京都出身の中江監督と奈良出身の河瀬監督による
    関西弁トークショーなんてどうでしょう?(笑)

  2. 殯(もがり)とは昔、埋葬をする前に死体を一時的に安置しておく場所か、その儀礼的な意味だったと思います。映画の舞台は老人たちのグループホームそのものを殯に見立て、死に向き合う本人、そして周りの人々の姿、さらにはそこから感じ取れる生を描く映画。それが『殯の森』。
    楽しみですね。
    《関西弁トーク》っていうのもおもしろいと思います。素敵な企画のプレゼンありがとう。検討します。

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